RettyでWebエンジニアをしている今井です!
過去にも社外向けのイベントやカンファレンスでご紹介していますが、RettyではLeSSを導入しています。 その中で得られたプロダクト開発の経験や学びを、ロールも世代も様々な7名のメンバーがScrum Fest Osaka 2022で発表します!
スクラムフェス大阪は、今年第4回目の開催を迎えるスクラムのイベントです。 名前に大阪とついていますが、全国のスクラム関連のコミュニティが集ってわいわいする、文字通りお祭り色が強いのが特徴です。
3年ぶりに復活した大阪の現地会場は既にチケット売り切れなようですが、オンライン参加のチケットはこのブログを書いている時点では残っています! チケットはこちらから購入できるので、興味のある方は是非参加してみてください。
それでは、スクラムフェス大阪で登壇するメンバーの発表内容をご紹介していきます!
- 組織の崩壊と再生、その中で何を考え、感じたのか。そして本当に必要だったもの
- 自社サービス「ならでは」の作り方〜プロダクトの再PMFに挑んだプロセス紹介〜
- スクラムチームに放り込まれた若手エンジニアの皆さん、どのように技術のキャッチアップをしていくかイメージはついていますか?
- 覗いてみよう!現場のスクラムチーム
- アウトプットが当たり前の文化をつくる
- モブとソロを織り交ぜてハイアウトプットなチーム開発
- ~UXリサーチの立ち上げ方~ Rettyで飲食店へのユーザーインタビューをはじめるまで
組織の崩壊と再生、その中で何を考え、感じたのか。そして本当に必要だったもの
組織が成長していく過程には、どうしようもない混沌とした時代が訪れることがあります。 それは、成長を続けていくためには絶対に乗り越える必要があるにもかかわらず、実態のない黒幕を手探りで倒しにいくような、決して単純ではない状況がほとんどです。 そんな一筋縄ではいかない問題に対して光明を見出していくためには、どんな思考が必要だったのでしょうか。組織の課題に立ち向かう人には耳寄りの、熱いエピソードを聞くことができそうです。 私が去年Joinした時には既に今のLeSS体制が定着しており、開発チームは悩みを抱えながらも試行錯誤して、改善を繰り返すことができていました。 今の状態に辿り着くまでにどんな葛藤があったのか、個人的にも気になります!
自社サービス「ならでは」の作り方〜プロダクトの再PMFに挑んだプロセス紹介〜
自分たちがつくっているプロダクトの他にはない価値を、言葉で表すことはできますか? プロダクトがユーザーにとってどのような存在でありどのように使われているのか、必ずしも作り始めのころの意図通りであるとは限りません。 それでも使ってくれているユーザーがいる以上、その人たちが自分たちのプロダクトに何を求めているのか把握して、できるだけ大きな価値を感じてもらいたいものです。 作り手側の理想を追い求めるだけではなく、ユーザーに寄り添ってニーズに向き合っていくために何をしてきたのか。そうして見出した価値を、どのように形作って伝えていくのか。 具体的なプロセスでリアリティを感じながら、納得感を持ち帰れるセッションです!
スクラムチームに放り込まれた若手エンジニアの皆さん、どのように技術のキャッチアップをしていくかイメージはついていますか?
オンボーディングというと、どうしても"受け入れる側"と"受け入れられる側"の一方通行な構図が想像できます。 方や新メンバーが困らないように必要そうな情報をどんどん渡していき、方や目の前の情報をただただインプットしようと焦ってしまう、というパターンは少なくなさそうです。 でももし、対等な目線で、キャッチアップすべきことをすり合わせながら、お互いにできるベストを尽くすことができたら、いち早く高いパフォーマンスが出せそうですよね。 この発表を聞けば、実体験に裏打ちされたひとつの「型」を知ることができるかも? 新しい環境で戸惑いや不安を感じている方は必見です!
覗いてみよう!現場のスクラムチーム
スクラムガイドを読んでみても、スクラム入門を読んでみても、具体的なやり方の話はなかなか得られません。 スクラムを始めようと思っている人や初めて間もないチームにとっては、早々に「実践イメージが掴めない」という悩みに行き当たるのではないでしょうか。 初めはなんとかスクラムガイドを解釈して見様見真似でやってみるも、なかなか効果を実感できずに「本当にこれであってるの?」とモヤモヤする日々、私も覚えがあります。 実践しているチームでも、他のチームがどんな方法で開発を進めているのかを知る機会は少ないです。自分のチームでやっている方法以外の引き出しを増やしたい、と思いませんか? 私の所属するチームでは、日々小さな改善を積み重ねながらも、今はひとつの安定したやり方を見つけています。 そんなチームの日々の開発を端から端までお伝えするこのセッションは、きっと新たな発見が得られることでしょう! 「いやいやそんなやり方じゃダメだよ」「それって本当に意味あるの?」という客観的な厳しいツッコミも大歓迎です!
アウトプットが当たり前の文化をつくる
社外に対して自分の経験や学びを発信するって、最初は結構勇気がいりますよね。 でも一度やってみると意外となんてことはなく、しばしば思わぬ学びが得られたりします。 同じ経験でも人に伝えようとすることで新たな視座で捉えられるようになったり、自分では気づかなかった他者からのフィードバックを得られることもあるでしょう。 まさに今この記事でも紹介している通り、Rettyでは近年社外イベントでの登壇者が増えてきています。登壇だけでなく、様々なテーマでブログを公開していたり、実は社内でも勉強会などの発表が盛んです。 それは組織として最初の一歩を踏み出すためのサポートを行うことで、文化として醸成されてきたものであると言えます。 外部発信は個人に依存するばかりではなく、文化として作っていけるものなんだ、そう感じてもらえるセッションです!
モブとソロを織り交ぜてハイアウトプットなチーム開発
チームでの開発、皆さんはどのように進めているでしょうか。ただ組織的な括りとしてのチームであれば、そう難しいことはないのかもしれません。 でもスクラムのチームはそんなに単純なものではなく、アジャイルに開発を進めるために、日々チーム全体で開発と向き合います。 そんな時に効果を発揮するのがモブプロです! そうは言っても、何でもかんでもモブプロでは柔軟さを欠いてしまったり、瞬間的なスピードが出しにくかったりと、効果を最大化するには使い所がポイントになってきます。 チームであることを最大限に活かしつつ、個々がもつスマートな動きも無駄にしない、そんな方法知りたくないですか? 試行錯誤によって確立されてきたチーム文化が垣間見える貴重なセッション、是非ご覧ください!
~UXリサーチの立ち上げ方~ Rettyで飲食店へのユーザーインタビューをはじめるまで
プロダクトは、使うユーザーがあってこそのもの。ものづくりに熱中していると、見失いそうになることがあります。 ユーザーに求められていることを知るには生の声を聞くのが重要ですが、なかなかそんな機会を見つけられない、というお悩みはありませんか? Rettyでは、飲食店に向けた提供価値を高めるために、飲食店インタビューを行っています! なぜユーザーの声を聞きたいのか、その目的は組織やプロダクトによって様々で、ただ闇雲に聞き回るだけでは満足のいく効果を得られず不完全燃焼で終わる、ということにもなりかねません。 ただ重要そうだからとぼんやり進めるのではなく意味のある取り組みとして、共通の目的を持った仲間たちと推進力を持って達成していく、そんな事例をご紹介します!
以上、7名の発表をご紹介しました!
スクラムマスター、マネージャー、アナリスト、若手エンジニア、PdM、VPoEと、これでもかというくらい色の違う面々が揃っています。 興味をそそるセッションが見つかったのではないでしょうか!?