はじめに
2021年に新卒でWebエンジニアとして入社した志賀です。Rettyに入社し、半年のタイミングで振り返る企画の5人目です。自分という「個人開発*1が趣味な人間」から見えるRettyをお伝えできたらと思います。
自己紹介
個人でサービスを出して使ってもらったり喜んでもらったりするのが趣味な人間で、休日はサービスを作っています。サービスや個人開発についての話が始まるとニコニコしちゃうかもしれません。
そんな私ですがRettyに入社した理由は、ユーザーさんのHappyとは?について考え続けている印象を持ったからです。
Rettyでのサービス開発を通して感じた個人開発と大人数チームのギャップ
Rettyに入社してからtoC領域で半年活動し、現在はtoB領域で活動しています。 個人開発と今のRettyは規模やフェーズが全く違いますが、ビジネスとして成り立っているサービスかつ、1つのサービスに多くの人が関わるチーム開発で以下の感じたこと・学んだことを書いていきます。
- 全体像が分からなくても進む
- 大人数でのチーム開発のスピード感
全体像が分からなくても進む
1つ目は全体像が把握できないくらい規模が大きいことです。個人開発であれば基本全てを把握していることが多いはずで全体が見えていますが、入社したては本当に何もわかりませんでした。Rettyのサービスは立ち上げから10年経っているため仕様を積み重ねて出来ており、「このデータはどこから来ているのだろう?」「どういう仕組みで生成されている?」などと裏側について気になりました。暗闇の中で開発しているようで、思いついた質問を次々にしていました。
そんな状況の中で先輩から「すべてを理解しようとする気持ちは良いことだけど、それだけで時間を使ってしまうよ」というフィードバックをいただけました*2。そして全体像が分からない中でも作るべき機能を形にして先輩方にレビューをいただきながらなんとか進むことができました。
全ての仕組みを聞いていたら、未だに自分はチュートリアルの街から出られていないはずです。点を増やせば後から点が繋がって仕組みは分かってきます。分からなくても進む気持ちと行動が一番大切だと学びました。
また、大人数で開発を通してスケールする設計についても気になるようになりました。サービス全体を知らなくても開発が進む設計は個人開発では中々気づけない部分だと思います。
大人数でのチーム開発のスピード感
2つ目はスピード感です。一人でやったほうが早いと思っていた時期もありました。
「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」 という格言がありますが、今の自分は 「あなたがスーパーマンなら別だが、早く行きたいなら一人で行け、早く遠くに行きたいならみんなで行け」だと思っています。
大人数が関わりながら自分が精通していなくても知っている人がすぐ近くにいる環境で、「すぐに聞くことができる」や「誰でも情報に触れることができる」など、人数が増えてもスケールする仕組みがあるからスピードを落とさずに早く遠くに行くことが可能だと思っています。
自分一人の時間では解くことが難しい課題を様々な方に手助けしていただきながら進めることが可能であり、今までも普段の開発を通してたくさんお世話になっています。そして、それらの情報が閉じられたものではなく、社内の情報は基本的に社内に公開されています。ヘルプとしてSlackで特定の人にメンションしても誰でも見れる環境なので、メンションした人以外の方にも助けてもらいやすいです。また、Slackがほとんどがパブリックなチャンネルで会話した内容も明文化されており、誰でも情報にたどり着きやすいなどオープンな環境でスピード感があります。
また、Rettyは常にユーザーさんのことを考える文化があります。エンジニアも例外なくユーザーさんのことを考える人ばかりで、「こちらのほうがUserHappyでは?」「これは本当にUserHappyなのかな?」という議論が多発しています。GitHubのPRレビューでも話していますが、それらの提案に対してRettyでは嫌な顔をする人に一人も出会ったことがないです。ユーザーさんをHappyにしたいという価値観がRettyのサービスに関わる人の根底にあるからこその反応だと思っています。
おわりに
User Happyに完全な正解はありません。User Happyとは?考え続けて最善な結果を出すことがUser Happyだと自分の中では思っています。常にユーザーさんのことを考え続ける文化があり、スピード感を持って事業に取り組める環境です。
プライベートでは個人開発で好きなことをしつつ、仕事でもユーザーさんのことを真剣に考える方々と好きなことに携われる日常が楽しいです。
半年という短い期間で今までの考えが変わる体験でした。これからもエンジニアリングスキルの幅を広げつつ、将来は事業目線でユーザーさんや身近な人に貢献できるように取り組んでいきます。
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