初めまして、Retty2020年新卒データアナリストの本田です。
さて、早いもので新卒として入社してからもう半年も経ちました。
今回は自己紹介、今どんな仕事をしているのかを簡単にご紹介した後に「成長角度をぶち上げるために意識している3つのこと」についてご紹介したいと思います。
- 「Rettyの新卒はどのような意識を持って仕事しているのか」
- 「新卒が成長するためにはどんなことを意識したのか」
こんなところをお楽しみいただければと思っています!
自己紹介
私は現在はRettyのデータアナリストとして働いていますが、学生時代は分析や、統計のバックグラウンドはなく、スタートアップや、ITにもあまり関わりの無い生活を送っていました。 しかし、イギリスでの留学時にアプリを作っているスタートアップでインターンをする機会がありました。 これをきっかけにインターネットを通じて社会に価値を届けることや、スタートアップという環境の整備されつくしていない中で働くことの面白さを感じました。
日本に帰国後は前述した様な体験からをアプリを作っている会社を中心に就活をし、その中でRettyと出会い内定をいただき今に至ります。
ちなみにWantedlyの方で入社の経緯などについて書いてあります。ご興味ある方は是非!! www.wantedly.com
どんな仕事をしているか
Rettyの分析チームでデータアナリストをしています。Rettyのデータアナリストは「Rettyのデータを利用して、意思決定をサポートする」仕事になります。
私自身は主にビジネスサイドの意思決定をサポートする立場として、施策の狙い目特定、試算や効果検証、数値進捗モニタリング用のダッシュボード作成、ユーザーインタビューを用いた定性的な分析と幅広い業務に携っています。実際に企業における成長の生命線となる売上に新卒から直接的に関われることができ、とても大きなやりがいを感じています。 (アウトプット例)
「どのように意思決定をサポートしているか」については、分析チームMGR平野の記事を読んでいただければと思います。
Retty データ分析チーム - 立ち上げ2年目の振り返り 〜データプラットフォーム/データ民主化/統計モデル〜 - Retty Tech Blog
成長角度をぶち上げるために意識した3つのこと
ここから本題ですが、私がこのテーマについて書こうと思った理由について話したいと思います。
入社して半年間ですが、私はここまで何回も大きな壁にぶち当たってきました。 私が担当しているビジネスサイドの意思決定をサポートする中では、意思決定者が事業責任者、執行役員になります。そういった実力者達と仕事をするにあたり、日々実力のなさや経験不足を味わってきました。失敗した数も新卒同期の誰よりも多いと思っています。
この様な環境の中でなんとか食らいついていくためには、「いかに一回の経験から学びを最大化させるか」、すなわち「成長角度をぶち上げるためには何をすれば良いか」ということを考えることが私にとって大事なことでした。
そこで今回はこの半年を振り返ってどんなことを意識してどの様な取り組みを行ったか紹介します!
① 成功と失敗の要因を抽象化すること
1つ目は成功と失敗したことをそのままにせず、「なぜそうなったか?」を考えることです。
入社したばかりの頃は、業務で上手く行ったことや失敗してしまった時に単純に喜んだり、落ち込んだりしてしまっていました。そのため、「なぜそうなったか」がわからないまま次に進んでしまっていました。
そんな中でメンターの先輩から「成功、失敗理由を表面的な部分で捉えるのではなく他の場面でもその学びを活かせるように抽象化して捉えた方が良い」とアドバイスをいただき意識するようになりました。
具体的には分析業務時にあるタスクで「出すべき数値を間違えた」という失敗をしてしまったとします。 この時に、表層的な「間違えた」ということだけに着目するだけではなく、その根本となる原因を分解し、言語化することで他のタスクに臨んだときに失敗しないようにすることです。 心掛けとしては一見すると当たり前に聞こえるかもしれません。実際に自分でやってみると「どのように要因を分解するのか」ということがとても難しいことに気がつきました。
そこで2つのことを継続的に行うことで次第にできるようになりました。
毎日できたことや、できなかったことをSlackに日報として残す。 -> 下記のように毎日できたこと、できなかったことについてその原因を自分なりに言語化することで自分の行動を整理しました。
週に1度のメンター、MGRの1on1で実際に壁打ちすることによって成功、失敗要因を洗い出し良いネクストアクションにつなげる
上記2つを行うことで、今ではある程度自分で取り組みを振り返り、次の改善行動につなげられるようになったかなと思います。
② フィードバックを受ける数を増やすこと
2つ目は改善機会を増やすことによって、成長角度を高めるということです。
入社時の私には2つの問題がありました。
- 自分からフィードバックをもらいにいけてない ... アウトプットに自信がない
- アウトプットを見てもらえる機会が少ない... アウトプットを出す対象者や場所を限定してしまっていた
こんな感じで周りから信頼されたいばかりにアウトプットに消極的になり、フィードバックをもらう機会を自ら減らしてしまっていました(本当にもったいないことをしていた、、)。
しかしながら、自分のメンターやMGRと成果を残している人が常に「自分から発信し、フィードバックをもらう」動きをしていることに気付きました。
それに気づけたことで、2つのことを行うと決めました。
- 一歩踏み出しアウトプットを積極的に行う
- どんなフィードバックでも(それが耳の痛い話でも)もらいに行くこと
上記を達成するために、実際に下記のことを行動しました。
Rettyの数値状況をまとめたレポートを約2ヶ月間毎日作成し、社員の約半数がいるチャンネルにアウトプット
4月入社時にコロナウイルスにより飲食業は大打撃を受けました。Rettyでも毎日のように状況が変化し、最新の数値状況が社内にしっかりと周知されるようにする必要がありました。
そこで、毎日ダッシュボードやSQLを使いデータベースから数字を抽出しレポート化した物を社員の約半数がいるチャンネルにアウトプットするという取り組みを行いました。これによりアウトプットの量を増やすことに成功しました。 一方で、アウトプットを始めた当初は私のレポーティング技術が拙いこと、また全体に対して周知という形だったので反応もあまりなくフィードバックがあまりもらえていない状態でした。
この状態だとアウトプットが増えても全然それが役に立っているのかわからない!!と思うようになりました。そこで、徐々に厚かましいながらも読んで欲しい方個人に対してメンションを飛ばしたり、「どんな観点でフィードバックが欲しいのか」具体的に書くことによって様々な人から反応をもらうことができるようになってきました。
結果的には、この取り組みを約2ヶ月間トピックを変えながら毎日継続させることができました。
これにより様々な方からフィードバックが能動的にもらえる状態を作ることができ、同じアウトプット量でも2倍も3倍も成長をすることができたのかなと思いました。しつこいくらいに先輩からフィードバックをもらいにいくことがとても重要だという学びを得ることができました。
③ 他者の意見に耳を傾ける
3つ目は他者の意見をよく考えて受け止めるということです。
「当たり前でしょ」と皆さん思われることでしょう。 ただ、私はこれこそが最も成長角度をあげる上で大事なことだと考えています。
入社時には、私は「周りに言われたことに対して従うこと」が新卒としては重要なことだと思っていました。
しかし、これだけでは「言われたことしかできない人」となってしまい自ら考えて行動できるようにはならないと業務での失敗を通じて感じており、人の話をどのように聞くべきなのか迷ってしまっていました。
そこでメンターやMGRとの1on1で業務での課題や悩みについて壁打ちしている中で、シンプルに「聞く」という行為ではなく、「耳を傾けること」が非常に大事であると理解することができました。
耳を傾けるとはどういうことなのか。私は耳を傾けるとは、他者の意見に対して
自分の意見とはどのような違いがあるのか
その人がその意見を発している背景は何か
を意識して聴くことだと思います。
例えば、議論をしている中で自分と反対の意見を持つ人がいるとします。 この時に「この人がこう言っているのか、じゃあそうなのかな、、、」と単純に納得するのではなく、「この人はなぜそのように考えたのだろうか?」、「自分の思考プロセスとはどのように違ったのか?」、「この人がこの論点に置いて重要視している点はどこなのか」と考えてみることです。
このように考えることによって、他者が持っている意見の裏側を理解できるようになりました。それによって以前よりも自分が議論によって気がつけるポイント、出せる意見のバリエーションが増えてきたなという実感があります。
他者の意見に「耳を傾ける」ことができるようになることによって、自分の考えの中に他者の考えの良い部分をどんどん受け入れられるようになり、上で書いた2つの成長ぶち上げポイントがより効果的になるのかなと思います。
終わりに
長々と書いてきましたが、実際にこの3つはおそらく誰もがすでに知っていることかと思います。つまり、当たり前なことをいかに徹底的に追求していくということこそが新卒で入社した私たちにとって大事なのではないでしょうか。
次の半年では、成長角度をぶち上げた状態で事業、User Happyにつながる成果を残していけるようになっていきたいと思います。これによって今度はRettyの成長をぶち上げていきたいです。
こんなに暑苦しい話を最後まで読んでいただき、みなさまありがとうございます。RettyのUser Happyを実現するためにこれからも頑張って行きたいなと思います。