Retty Tech Blog

実名口コミグルメサービスRettyのエンジニアによるTech Blogです。プロダクト開発にまつわるナレッジをアウトプットして、世の中がHappyになっていくようなコンテンツを発信します。

未経験でデータアナリストになり、半年が経ちました。 #22新卒techblog

はじめに

こんにちは、グルメサービスRettyでデータアナリストをしているdaikichiです。

こちらの記事はRettyの22年新卒が入社半年を振り返る「#22新卒techblog」の第2弾記事です!

前回はEugeneによる全編英語の記事でした。エンジニア組織のチームワークを重視する雰囲気や業務について詳しく書かれているので是非!

この記事では、学生時代何をやっていたのか、なぜRettyに入ったのか、Rettyで何をやっているか、これから何をやっていきたいか、を以下の方向けにお話しできればなと思います!

  • Rettyに興味を持っている就活生
  • Rettyの新卒がどんな仕事をしているか気になっている方
  • 22卒の同期がどんな仕事をしているか刺激を受けたい方

Past:学生時代に何をしていたか

学生時代は主に書道部で活動していました。
その中でも特に印象に残っているのは書道パフォーマンスでのリーダー経験です。
(書道パフォーマンスとは、音楽にのせて大きい筆やハケで大きい紙に書いていくパフォーマンスのことです。)

15人のメンバーをまとめるリーダーを3ヶ月間務めました。その際、メンバーと衝突し、一部のメンバーが練習に来なくなったりするなどの挫折を味わう一方で、15人全員で本番まで走り抜けて、達成感を味わいました。

この経験からチームで一つの目標を達成する事や人材育成、組織開発に興味を持つようになりました。

他にもイギリスへ留学をしたり、スポーツ系スタートアップでインターンをしたり、いわゆる意識高い系大学生をしていました。

Why:なぜRettyに入社したか

Rettyに入社した理由は主に以下の3つです。

1. カルチャーマッチ


Rettyのサマーインターンに参加した際に出会った社員さんは、フラットに学生とコミュニケーションをとってくれる方々で、その上でコトに向き合う文化やユーザー志向の強い人たちだなと感じました。また、ロマンとそろばんのバランスが自分には心地よく、ファーストキャリアでこういった文化を自分の基準として持てるとこれからの人生を楽しく生きれる気がしました。

入社式の写真
2. 食というカテゴリ


イギリスに留学していた時に外から日本を見ると、日本の食文化は、量(お店の数)と質(安価でも美味しい食事が提供されている)の両面で高いレベルにあり、世界中の多くの人を幸せにできるポテンシャルを秘めていると感じていました。
また、個人的にも外食に行くのが好きで、イギリスから日本に帰ってきた後1年で30kgも太ってしまいました。笑

名刺の裏には僕の好きなビリヤニを載せています!
3. 職種とキャリアプラン


将来的に、世界観の強いプロダクトを成長させることができる人間になりたいと思っていました。就活をする中でPM(プロダクトマネージャー)という職種があることと、Rettyではデータアナリストとしてデータ分析の強みを持った上でPMに挑戦するキャリアプランが用意されていることを知り、将来的にPMになるのを見越して、データアナリストになりました。

さらに、サマーインターンのメンターが配属先のマネージャーやメンターになるということが決まっており、この人たちと一緒に働きたいと心から思えたため、即決で内定承諾しました!

学生時代の経験やなぜRettyに入社したのかはこちらの記事にも詳しくまとめているのでご覧ください。

What:内定者インターンで何を学んだか

2020年の11月に内定をいただき、翌年の2月から内定者インターンを始めました。

内定者インターンを始めてからは主に以下の3つのことをしていました。

1. SQLを1から学んだ!

Rettyでは、BigQuery ExpertというSQLとBigQueryを学べるプログラムが用意されています。

大学は法学部でド文系の自分がSQLを書けるようになれるか不安でしたが、このプログラムのおかげで、安心して取り組むことができました。

SQLを書けるようになるまでの過程やプログラムの詳細はこちらの記事に詳しく書いているのでぜひ!

2. 定量データ分析に挑戦!

Rettyでは、未経験からでもデータアナリストになることができます。

データアナリストの仕事は主に以下の6つのステップに分けられ、最初はデータ出しや加工・可視化から始めて、徐々に業務の幅を広げていきます。

自分も、BigQuery Expertを受講した後に、社員が設計した分析のデータ出しをすることから始めました。

その後は、データ出しをする際に定義の確認をしたり目的や背景を確認したりしながら、徐々に分析設計をしたり、問題設定をPMと議論できるようになっていきました。
また、解釈と提言に関しても、どのような分析結果が出たら、どういう解釈ができて、次にどういったアクションをするかを考える必要性から、徐々に業務の幅を広げることができました。

業務の幅を広げる中で、多くの失敗(データ出しのミス、事実と見解を混同してしまう、目的や背景を見失う)をしましたが、データ分析チームの先輩やPMからのフィードバックによって徐々にできるようになっていきました。

具体的な業務としては、Rettyを愛用してくれるユーザーさんはアプリを初めて使う時にどういった行動を取っているのか、などを分析したり、
新たな機能の効果検証として、Rettyの人気店がリニューアルされて、どのような効果があったかを検証しました。リニューアルのすぐ後にまん延防止措置の発令があり、新型コロナウイルスの影響がクリティカルにヒットする中でバイアスを除いた効果検証を行う難しさを感じました。

3. 定性データ分析にも挑戦!

Rettyでは、データアナリストが定量分析だけでなく、定性分析も行います。

定性分析の手段としては、アンケートやインタビューなどが代表的です。
知りたいことから逆算して、アンケートやインタビューの仮説だし、それらを検証できる質問設計から行い、それらの実施、その後の分析まで行いました。

しかし、定性データ分析でも多くの失敗(目的が不明確なインタビュー、質問の深掘りの甘さ)をしました。そんな失敗に対しては、以下の本で定性分析の手法をインプットしたり、先輩に壁打ちすることで、調査を進めることができました。

⇦おすすめの2冊です!

具体的な業務としては、消費者意向を調査するアンケートや、20代の飲食体験を調査するインタビューを行いました。

消費者意向を調査するアンケートは、自分がRettyで初めて携わった仕事でたくさんの思い出があります。
初めての仕事ながら、仮説出し・質問設計・アンケート作成・見解出しなどまるっと任せていただき、最終的に以下の記事がリリースされています。

20代の飲食体験を調査するインタビューは、データアナリストとして入社した同期3人で進めたプロジェクトで、インタビューの設計やインタビューから得た定量データをどのように分析するかに苦労しました。

What:正社員になって何をしているか

職種はデータアナリストですが、正社員になってからは分析以外にも、データ基盤の開発やPJマネジメントの業務も行なっていました。

1.データ基盤開発プロジェクト

Rettyでは、データ分析基盤の開発をアナリティクスエンジニアと一緒にデータアナリストも行います。

今回のプロジェクトはdbtというツールを導入することで、開発効率の向上を目指すものでした。自分はプロジェクトリーダーを務め、開発メンバー6人、サポートメンバー3人と共に、ゴール達成を目指しました。

プロジェクトの詳しい内容はこちらの記事に書いております。

結果的に、1ヶ月の前倒しでPJを完了させ、開発生産性1.5-2倍を達成。

その成果に対して、同期の新卒メンバーで初めて、社内賞を受賞することができました。
これからも成果にこだわっていきます!

2.新卒採用

Rettyでは、人事だけでなく、現場のメンバーも採用に大きく関わります。

上の学生時代の経験でも書いた通り、自分は人材育成、組織開発に興味があり、インターン時代からもサマーインターンのメンターをさせてもらったり、学生との面談を1年で約50回していました。

そんな中、今年は24卒の企画職(データアナリスト/PM)の採用メンバーとなり、サマーインターンの企画設計と運営を行いました。サマーインターンの企画に関しては、社内外の方にお話を聞いたり、壁打ちをすることで設計することができました。(たくさんの学びがあったので後日noteを書いてここに貼ろうと思っています!)

結果的に平均満足度4.8/5のサマーインターンになり、参加学生の方々にも満足いただけました。

参加してくれたタクミの振り返りnote↓

サマーインターンの集合写真

Will:これから何をしていきたいか

今月から自分の職種はデータアナリストからプランナー(ジュニアPMのようなもの)に変わりました。

 

また、担当領域もtoC(ユーザーさん)からtoB(飲食店さん)に変わりました。
これはBtoBtoCのサービスを行なっている中で、真ん中のB(飲食店さん)の生の声をほぼ聞いたことがないという危機感からで、VPoPの野口さんに飲食店さんと近い距離で関わる仕事をしたいと直談判した結果、toBを担当することになりました。

目標

短期的には、飲食店さんと近い距離で、飲食店さんの声を拾い上げて新たな価値を届けていこうと思っています。

長期的には、飲食店さんのインサイトを知った上で、Rettyの目指す世界を実現できるように、toCのユーザーさんに価値を届けられるPMになりたいです。

宣伝

最後に宣伝です!

Rettyでは、将来の仲間を募集しています。

興味のある方は以下のwantedlyで応募いただければと思います!

もしくは、TwitterのDMにご連絡ください!カジュアルに話しましょう!!