これはEngineering Manager Advent Calendar 2022の9日目の記事です!
エンジニアリング部門マネージャーの池田(@Nao_Mk2)です。
みなさん、「エンジニアリングマネージャーのしごと」という本をご存知でしょうか? 評判の良い本なので読んだことある方も多いかと思います。
今回エンジニアのマネージャー陣でこの本の社内輪読会をやってみました! 私は今年の10月にマネージャーになったばかりなので、新米マネージャーからみた学びを輪読会の様子とあわせてお伝えできればと思います。
始めたきっかけ
Rettyでは色々な本の輪読会が社内のあちこちでよく行われています。今回もVPoEの「この書籍の輪読会やりたいですね〜」という発言をきっかけに始めました。
やりかた
今回の輪読会は以下の形式で進めました。
- 開催は週1。毎回2章ずつを事前に読んでおく。
- 当日の時間は30分。10分弱でふせんを書き、残りの時間でディスカッション。
- ファシリテーターが適当にふせんを拾い、書いた人の話を聞きつつわいわい話す。
- 近い内容のふせんだなと思ったら書いた人が自分で近くに寄せる。
- 輪読会のふせんはキャプチャをConfluenceに貼ってオープンに見える&後から見返せるようにする。
ふせんは以下のフォーマットにしました。Rettyの輪読会で目にするフォーマットの1つです。感想・学び・疑問を明確にわけて書けるのでアウトプットや議論がしやすくていいなと思っています。
学び
まず「エンジニアリングマネージャーのしごと 」は確かな正解のないマネージャーという仕事に対し、1つの羅針盤的な役割を担ってくれる内容になっています。
具体的な想定シーンをベースにマネジメントとして考えるべきポイントやテクニックが書かれているため、実務と照らし合わせながら考えやすいです。
そのため「こういう活動をすれば良いのか」と学びになる内容もあれば、「ではこういう問題についてはどうしたらいいんだろうか?」と本を読んだからこそ気付かされた疑問も出てきます。
1人で読んでもとても面白い本ですが、輪読会に新米 〜 ベテランまで様々なマネージャーが集まったことでより相乗効果が得られました。
マネージャー同士で集まる輪読会という形式にしたことで特に良かったなと感じたのが以下の3点です。
- 経験や視座の異なる参加者の議論が学びを強化した
- マネジメント活動をふりかえる場になった
- マネージャー同士の雑談を後押しした
経験や視座の異なる参加者の議論が学びを強化した
輪読会には新米の私を含め経験歴の異なるマネージャー数人が参加しました。元VPoEが参加した回もあり、私からすれば経験もスキルもかなり差がある状態です。
やはり私が持てていない視座を持っているマネージャーの話を聞くと勉強になりますし、同時に疑問が浮かぶこともよくあります。
マネジメントに確かな正解がないからこそ経験や視座の差により一方的に教わるだけという状態になりにくいですし、アプトプットに対する様々な人の意見を聞けたことはまさしく輪読会ならではのメリットでした。
マネジメント活動をふりかえる場になった
本ではマネジメント活動の分類を「4つのバケツ」と称して紹介されています。
- 情報収集
- 意思決定
- ナッジング
- ロールモデル
自分の活動をこれに照らし合わせるとどれに該当したんだろうか、というのは1人で考えて見えるものもあれば自分では気が付かないものもあります。
しかし他人の視点があれば「そういえばこの間のミーティングで話していたあの内容はナッジングに該当するよね」と気付かせてもらうこともできます。
このような形で理解がより深まるだけでなく、次からはこうしてみよう、こんなアクションをすると良さそうといったようなことも考えることができました。
すなわち輪読会がマネジメント活動をふりかえる場の1つとして機能していました。
マネージャー同士の雑談を後押しした
色々なキャリアを持つ人が集まったので、例えば本に出てくるようなスタートアップで実際に働いたことがある人から体験談を聞けることがありました。
また、本の内容をディスカッションする中で章のテーマに一致する実際の悩みを疑問としてあげてみたり、「Rettyではどうするのがいいんだろうか?」と自分たちの組織にフォーカスを当てて話すシーンもよくありました。
そういった様々な内容を輪読会という場を通じてマネージャー同士で雑談できました。
世間ではマネージャーは孤独と言われたりもします。マネージャーが1人で悩みを抱え周りに相談できない(内容的に誰にでも話せるわけじゃない時もあるし)というのはありがちなんだろうなというのがわかり始めた一方、それは好ましくないしマネージャーは悪い影響がより大きいんだろうなというのも感覚を掴み始めています。
そのためマネージャー同士の繋がりとして輪読会が雑談を後押ししていたのはプラスの効果がありましたし、輪読会が終わった後もプラスに働くだろうなと感じています。
まとめ
この本は「新しい会社で初めてマネジメントの役割につく初日を迎えると想像する」ところから始まります。
ちょうどマネージャーになったばかりの私にとってはまさしく今直面している状況と重なる部分がかなり多く、より具体的な感想や悩みを持って本を読むことができました。
この感想や悩みを他のマネージャーと話せたのはとても面白かったです!(輪読会がある日を毎週楽しみにしてました😁)
この本はマネージャーでなくともマネジメントに興味がある方であればオススメできる本ですが、今回はマネージャーのみで集まったことでより具体的な意見や悩みについて話すことができたように思います。
マネジメントについて考える・語るツールの1つとして皆さんもぜひこの本の輪読会をしてみてはいかがでしょうか? きっと楽しいですよ!