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『体が酒になる』対策でアルコール計算機を作ってみた

おはようございナース!🍆
どうも、エンジニアの木村です。
これは Retty Advent Calendar 2023 Day13 の記事になります!🎉

『体が酒になる』対策でアルコール計算機を作ってみた Webエンジニア 木村一馬

注:本記事には酒の酔いに関する記述があります。
たぶん、酔いは個人差や健康状態など様々な要素にも左右されるはずです。
詳しくは厚生労働省が飲酒に関わる情報をまとめてくれているので参考にしてください。

『体が酒になる』

さて、量を気にせずに酒を飲んでいると体が酒になります。
ということで、アルコール量を計算して摂取量の目安を覚えておけば良いんじゃないか?と考えました💡

アルコール計算機を作っちゃおう

電卓を叩くよりはフォームとかで計算できたら便利じゃないか?と思ってアイデアを出してみることにしました *1

Miroに書き出したアルコール計算機のアイデアワイヤーフレームなど

まずは実際に飲酒しているときに「こう操作したい」とか、「あとからこう見れたら便利かも」と書き出していきます🖊️
そこから広げていき、右利きゆえのUIも左利きならどうするのが良いんだろう?など、端末を持ったときの操作感も考えています。

ここでリストアップした機能のうち、最低限の機能だけ実装してみて動かしてみました🚀

ビール + 白ワイン + 3%チューハイを記録した画面のスクリーンショット
純アルコール量で42.4mlと表示されている
https://marco3jp.github.io/drunk-calendar/

かなり大きくスコープを調整しましたが、最初にやりたかったアルコール量の計算は概ね達成できています。

私の場合だと純アルコール換算で大体30mlくらいから酔いはじめ、80~100mlあたりで翌日にダメージが残ることがわかっています🕵️(それ以上は飲めない)
経験則でいうと寝不足🛌・食事不足🍞🍚🍜・水分不足🥤などの場合は上記より減るので注意が必要で、その範囲内であればお酒の種類はあまり関係がないようでした。

活用シーン

必ずしも人の前でツールを使う必要はなく、家で飲むときに使ってみたり、あとから振り返って使うこともできます💭
目安を知っておくのはもちろん、アルコール度数や飲んでいる量などを意識するだけでも良さそうです。
350ml缶など度数や量がわかりやすい家と異なり、外食の際は変則的になりやすいと感じます。
おいしい食事に合わせるとついつい飲みすぎてしまいますが、「今どれくらい飲んだかな?」と意識してみると良い会を過ごせるかもしれません🥳

スコープの調整、大事

ところで、最初の案では非常に多くの機能を書き出していました。そのうち最初に作ったのはごくわずかです。
今回のコンセプトは『私のためのアルコール計算機』なので、作りながらあとはこれがほしいな〜と考えながら機能を選んで最低ラインを決めました。

作った機能でいうとテンプレート機能はとても便利で、横スクロールも思ったより困らずに操作できています。
機能を活かすために、テンプレートのカスタマイズを早めに作っても良さそうです🤩

作らなかったカレンダーは、今のところ使うタイミングが見当たらないので落として正解でした。
少なくとも記録が貯まる一ヶ月後くらいまでは作らなくてよいかもしれません🤔

こちらも作らなかった機能ですが、メモについては日本酒を飲んだときに使えたら便利かもと思うことはありました。
しかし、こちらは写真を撮って残すという方法でも代わりが効きます。
さらに言えば私は二度手間が好きではないので、「メモったしまあいっか」と写真に残さないとなってしまうとなんだか惜しい気もしてきます🥺

機能一つひとつにいくらでも視点があり、考えを巡らせていくだけでとても楽しいですね😊

おわり

ひとまず最低限の機能を作ってリリースしましたが、今後も使い勝手を直していったりこれほしいな〜という機能を追加していきます👍
まだまだRettyアドベントカレンダー続いていきますので、ぜひよろしくお願いします!

adventar.org

*1:少し調べるといくつか類似のツールはありますが、自分で作りたいと思ったので作ることにしました