エンジニア兼エンジニアリング広報の鈴木佑理です。
2015年8月5日のフライデーナイトに、GunosyさんとメルカリさんとBest10さんと一緒に Retty の8Fオフィスにて Retty Tech Cafe を開きました。
Retty Tech Cafe は美味しく、ゆるく、技術的な場で、スタートアップ界の優秀なエンジニアを集め、開発手法や最近挑戦したことなどを発表してもらい、エンジニアリングの情報共有やネットワーク作りを目的としています。第一回はインフラ、第二回はアンドロイド、そして今回は iOS をテーマに開催しました。今回の登壇者は、株式会社Gunosyの iOS エンジニア川邊さん、株式会社メルカリの iOS エンジニア大庭さん、BEST10 株式会社のCTO 村田さん、そしてRetty株式会社のiOS エンジニアのりピー(本名: 石田憲幸)でした。
どんな内容だったのかを以下に簡単にまとめておきます!
今だからはじめる Adaptive User Interface
バリエーションが増えつつあるiOS端末の画面サイズとの戦い方についてのお話。iOS9でのマルチタスキング対応によって、画面の状態に応じて表示をしていくことはますます困難になってきていますが、画面の縦横それぞれのサイズを定義するSizeClassと、それを管理するUITraitCollectionを使っていくことで、よりどんな画面状態にも対応できてAdaptiveにできるという内容でした。
ReactiveCocoaのゆるい紹介とメルカリでの活用事例
iOSでリアクティブプログラミングをするためのライブラリ、ReactiveCocoaの使い方についてのお話。Stream(データが流れてくる1本道の通路みたいなイメージ。Java8にもあるやつです)の生成と購読を活用することで、「○○に変更があったらxxする」といった処理をシンプルに記述できる(これがリアクティブプログラミング)という内容でした。導入時の注意点についても触れられていました。
SwiftとGPUImageを使った動画アプリMagicMovieの裏側
MagicMovieの中で使われているGPUImageというライブラリの紹介と、その使い方のお話。MagicMovieは、5秒の動画を組み合わせていい感じの動画を作ってくれるアプリで、BEST10さんが作っています。MagicMovieでは動画を撮影してからフィルターをかけたり、音楽をつけたり色々な工程があるそうですが、どの工程でどういうクラスがどういう役割をしているかをまとめられていました。
RettyアプリのWeb/Native連携
RettyiOSアプリにおける、アプリとサーバの連携の話。Rettyでは、申請が長くなりがちなiOSアプリでもPDCAが素早く回せるよう、WebViewを多用し、サーバ側APIの変更でアプリ内のコンテンツをカジュアルに変更できるようにしています。WebViewからでもネイティブViewと変わらない操作を実現するためにやっている色々なことについて触れました。
お食事会
Retty Tech Cafeと言えば、発表後のお食事会!ということで、今回はRettyの高輪オフィスの近くにあるフランス料理のBONDから軽食を用意してもらいました。ドリンクもビールから赤ワイン、白ワイン、スパークリングもあり、楽しく美味しく技術の話をする場になったと思います。
最後に
参加してくださった皆さん、とっておきの情報を発表してくださった皆さん、イベント開くにあたって協力してくれた同僚の皆さんありがとうございました!
Retty では今後も iOS に限らず Retty Tech Cafe を開催していく予定です。 本日来れなかった方もぜひ次回オフィスに遊びにいらしてください :)